皆さま、こんばんは。
川崎市麻生区デイサービス&コミュニティ・サロン
さくらの丘の笠原です。
今日は、利用者さんの状態報告から
ケアマネージャーさんやご家族に連絡→状態改善
に繋がった事例を記入します。
介護保険の現場では、利用者さんが普段どんな
状態であるかよく観察することが、変化に気づく
第1歩です。
利用者Aさんは、2週間前位からトイレが近く、デイ
サービスでも15分~20分位おきくらいにトイレに
いかれます。トイレ時間も長く、首をひねりながら
テーブルに戻ってきます。歩行状態はフラフラして
顔も浮腫んでいるように感じました。
(転倒の危険があると気をつけて観ていた)
そんなある日、利用者さんはトイレのドアを開けた
まま用をたしていました。
その姿を、さくらスタッフが注意して観ていましたら
何度もトライするのですが、どうやら尿がなかなか
でないご様子。
Aさんは、以前、前立腺の病気でありました。
認知症もあるため、ケアマネージャーさんやご家族
にトイレのご様子を伝えた所、ご家族が「そういえば
今まで自分で管理していた泌尿器科の先生から頂
いた薬が60日位たまっていて、病院にも通院して
いない・・今までできていた事が、できなくなってきた
のですね」と、おっしゃり早速、ご家族がAさんを連れ
て泌尿器科に通院しました。
泌尿器科で出された薬をご家族が飲めたかどうか
確認もするようになって、服薬が正しくできるように
なってから、顔のむくみもすっきりして、歩行状態も
改善されました。
普段のご状態がどうなのか。いつからだろうか。
何が原因なんだろう・・等、一日を振り返り、
お一人お一人と真剣に向き合うことが大切と
感じました